製品・サービス情報
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ReSyn Biosciences社製品
精製用磁気ビーズ MagReSyn® |
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新しいマイクロ粒子プラットフォーム(特許技術)に基づく磁気ビーズ「MagReSyn®」は、その内部にまでサンプルが浸透することで優れた結合能を発揮し、質量分析のサンプル調製や生体分子の精製に役立ちます。本製品を使用することで、迅速かつ簡単に、目的とするタンパク質等の精製・濃縮が可能になります。さらに、自動抽出・精製装置による自動化や多数のサンプル処理にも対応します。 |
製品チラシ(PDF) |
特長
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質量分析のサンプル調製や生体分子の精製に役立つ磁気ビーズ |
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サンプルがビーズ内部まで浸透することで優れた結合能、特異性を有する特許取得済の技術 |
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強力な磁性による迅速な磁気分離(10秒未満)、サンプルロスも抑制 |
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タンパク質等の分離精製や消化、リン酸化ペプチドの濃縮など、様々な種類を用意し、カスタムビーズにも対応 |
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自動抽出・精製装置による自動化やサンプル処理のスケールアップに対応 |
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サンプルが粒子全体に浸透する特許技術
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従来のビーズでは、固体、多孔質又はクラックのある微粒子を使用するため、目的分子の結合は表面に制限されます。ReSyn Biosciences社の開発した新しい微粒子(特許技術)は、超多孔性ポリマーで構成されており、目的の分子が微粒子全体に浸透することが可能です(図1)。こうして確保された目的分子への非常に広い表面積によって、従来品よりも優れたパフォーマンスを実現します(図2)。また、酸化鉄(II,
III)をコアとし、標準的な磁気分離器で迅速(10秒未満)に微粒子を分離させます(図3)。さらに、その強力な磁性によって偶発的な吸引/廃棄を防ぎ、サンプル損失を最小限に抑えます。酸化にも強いため、安定性と保存性にも優れます。
図1.従来の微粒子(A, B)と ReSyn Biosciences 社の微粒子(C)との比較。各微粒子断面の共焦点画像において、蛍光標識 BSA
は ReSyn 粒子全体に浸透しています。 |
図2. MagReSyn® SAX を例とした他社製品との結合能の比較。MagReSyn SAX では、他社製品よりも優れた結合能が示されています。他社製品の数値は、各社が述べている能力に基づいています。 |
図3. MagReSyn® と他社製品の分離の比較。MagReSyn® は他社製品よりも早期に分離されています。 |
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製品ラインアップ
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製品資料にあるメーカーHPへのリンク先では、製品説明に加え、製品ガイド、ポスター、プロトコールなどの資料も公開されています。
【タンパク質等の精製】
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製品名 |
概要 |
製品資料 |
MagReSyn® SAX*1 |
強陰イオン交換によりタンパク質、ペプチド等を精製します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® HILIC |
HILIC によりタンパク質を精製します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Hydroxyl*2 |
PAC(Protein Aggregation Capture)によりタンパク質を抽出します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® NTA |
Ni2+ でキレート化された NTA によって、6xHis^tag タンパク質を精製します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® NTA Screening Kit |
6xHis-tag タンパク質の精製に最適な二価金属イオンを特定するために 4 種類のイオン(Ni2+/Cu2+/Co2+/Zn2+)が一式となったキットです。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Streptavidin |
組換えストレプトアビジンによってビオチン化生体分子を分離精製します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Streptavidin MS |
質量分析サンプル用にビーズ上で酵素消化まで出来る様設計されたMagReSyn® Streptavidin です。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Streptavidin MAX |
MagReSyn® Streptavidin の 4 倍の結合能を持ちます。 |
メーカーHP参照 |
※1. |
MagReSyn® SAX には、血漿から細胞外小胞を濃縮する MagNet プロトコールがあります。 |
※2. |
MagReSyn® Hydroxyl は、ProAlanase 存在下でのタンパク質消化に適していません。 |
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【リン酸化ペプチドの濃縮】
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製品名 |
概要 |
製品資料 |
MagReSyn® TiO2 |
二酸化チタンを用いた酸化金属クロマトグラフィー(MOAC)により濃縮します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® ZrO2 |
二酸化ジルコニウムを用いた MOAC により濃縮します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Ti-IMAC |
チタンイオンを用いた固定化金属アフィニティークロマトグラフィー(IMAC)により濃縮します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Ti-IMAC HP |
回収率とカバレッジを向上させる MagReSyn® Ti-IMAC の高性能版です。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Zr-IMAC |
ジルコニウムイオンを用いた IMAC により濃縮します。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Zr-IMAC HP |
回収率とカバレッジを向上させる MagReSyn® Zr-IMAC の高性能版です。 |
メーカーHP参照 |
※ |
上記製品を併用することで、より包括的にリン酸化ペプチドを濃縮することも可能です。 |
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【タンパク質等の固定】
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製品名 |
概要 |
製品資料 |
MagReSyn® Amine*1 |
第一級アミンにより、タンパク質等を固定化します。カップリング剤を用いた共有結合も可能です。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Carboxyl |
第一級アミンを含有する生体分子をアミド結合により固定化します。 |
メーカーHP参照 |
※1. |
グルタルアルデヒド及び1,4-ブタンジオール ジグリシジルエーテルをカップリング剤としたプロトコールが用意されています。 |
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【抗体の分離精製】
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製品名 |
概要 |
製品資料 |
MagReSyn® Protein A*1 |
組換え Protein A により抗体の分離精製や免疫沈降を行います。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Protein A MAX*2 |
MagReSyn® Protein A の 2 倍の結合能を持ちます。 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® G*3,4 |
組換え Protein G により抗体の分離精製や免疫沈降を行います。 |
メーカーHP参照 |
※1. |
ヒト IgG3、IgD 又は IgE、マウス IgM、IgA 又は IgE もしくはヤギ、コアラ、ラマの IgG と反応しません。 |
※2. |
カスタム品につき、通常より納期がかかります。 |
※3. |
親和性が Protein A より優れ、多くの哺乳動物の免疫グロブリンと反応します(ヒト IgG3 及びラット IgG2a を含む) |
※4. |
ヒト IgM、IgD 又は IgA と反応しません。 |
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【タンパク質消化】
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製品名 |
概要 |
製品資料 |
MagReSyn® Trypsin |
トリプシンによるタンパク質消化 |
メーカーHP参照 |
MagReSyn® Chymotrypsin |
キモトリプシンによるタンパク質消化 |
メーカーHP参照 |
※ |
MagReSyn® Trypsin 及び Chymotrypsin は、それぞれ TPCCK 及び TLCK 処理がされています。 |
※ |
MagReSyn® Trypsin は、変性に対して安定であり、尿素や SDS などの変性剤の存在下でも機能を維持します。 |
※ |
MagReSyn® Chymotrypsin は受注生産品ですので、ご注文の際はお問合せください。 |
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【カスタムビーズ】
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お客様の研究開発要件に合わせたカスタムビーズをご提供致します。詳細は、お問合せください。 |
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価格
関連資料
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メーカーウェブサイトにて、論文、ポスター、処理サンプル等の情報がまとめられたデータベース「Method Library」が公開されています。 |
お見積り依頼・お問合せ
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本製品に関するお見積り依頼・お問合せについては、以下までご連絡ください。
Phone: 052-624-4388(平日 9:00~18:00)
E-mail: |
注意事項
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本製品は研究用です。診断用途ではご利用いただけません。 |
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本ウェブページは、ReSyn Bioscience 社のウェブサイト情報等を利用して作成されています。 |
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本ウェブページに掲載されている内容は、予告なく変更されることがあります。 |
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