製品情報・受託サービス情報
What's New! 製品・サービス情報 ダウンロード e-mail_news登録    
会社情報
概要 ミッション アクセス リクルート 連絡先 ビジネスパートナー ライセンス 個人情報保護方針
Home製品・サービス情報試薬・材料・消耗品>Sengenics社製品 完全長プロテインアレイ

製品・サービス情報
  
受託サービス
サービス別ラインナップ
  
科学機器
製品別ラインナップ
メーカー別ラインナップ
  
試薬・材料・消耗品
製品別ラインナップ
メーカー別ラインナップ
Sengenics
  
ソフトウェア
製品別ラインナップ
メーカー別ラインナップ


Sengenics 社製品 完全長タンパク質搭載
プロテインアレイ
KREXTMテクノロジーを用いたプロテインアレイについて / 仕様と製品ラインアップ / 参考資料 / 参考文献 / 受託サービスをご希望の方へ

Sengenics 社は、特許取得済みの KREX
TMテクノロジーを活用して、正しい三次構造を有する完全長タンパク質を搭載したプロテインアレイを製造し、販売する企業です。1,800 以上の機能的なヒトタンパク質が搭載されている網羅的なプロテインアレイをはじめとする、4 種類の製品をラインアップしています。


KREXTMテクノロジーを用いたプロテインアレイについて


独自の技術である KREXTMテクノロジーを用いることで、正しい三次構造を有する機能的に検証された完全長タンパク質を搭載したプロテインアレイの製造を実現しました。この特許取得済みの技術は、目的のタンパク質をコードする遺伝子とインフレームでクローン化されたビオチンカルボキシルキャリアタンパク質(BCCP)フォールディングマーカーを利用しています。誤って折り畳まれているタンパク質は、アレイ表面上に固定化されず除去されるため、正確に折り畳まれている機能的なタンパク質のみが固定化されます。これにより、正確な立体構造エピトープが再現され、抗体および自己抗体の信頼性の高いプロファイリングを可能にしています。

チラシダウンロード(PDF)

<正確にタンパク質が折りたたまれている場合>
共翻訳的に BCCP が正しく折りたたまれます。外因性ビオチンを追加することで、ビオチンリガーゼはBCCPのビオチン化を触媒します。ビオチン化したBCCPにより正しくたたまれたタンパク質は、アレイの表面に固定化されます。

<正確にタンパク質が折りたたまれていない場合>
BCCPのリシン残基がヘアピンループ構造を正しくとれていないことにより、ビオチン化しないため、固定化されず、洗い流されます。



Sengenics社製プロテインアレイの特長
優れた特異性:正確な立体構造エピトープが再現され、特異的な抗体/エピトープ相互作用をプロファイリング可能
低い偽陽性率:非特異的結合率が低いため、真の陽性を検出
幅広いカバレッジ: 2,000 種類以上のヒトタンパク質
高感度:ピコモル(pM)レベルの感度を誇るため、少量サンプルで解析可能
高い再現性:アレイ内 CV が 10%未満、バッチ間ピアソン相関が 0.95 を超える一貫したパフォーマンス


仕様と製品ラインアップ


【基本仕様】
サンプル ヒト血清、ヒト血漿 ※他のサンプルにつきましてはお問合せください。
推奨希釈率とサンプル量 ・Single colour IgG 希釈率:1:400 サンプル量:11.25μl
・Single colour IgA 希釈率:1:200 サンプル量:22.5μl
・Single colour IgM 希釈率:1:100 サンプル量:45.0μl
・Single colour IgG-IgA 希釈率:1:200 サンプル量:22.5μl
・Single colour IgG-IgM 希釈率:1:100 サンプル量:45.0μl
対応スキャナ 下記の様な解像度が 10μm 以上のオープンフォーマットのマイクロアレイスキャナーをご使用頂けます。
・Agilent Technologies社製 SureScan
・Innopsys社製 InnoScan
・Molecular Devices社製 GenePix
・Tecan社製 PowerScanner
解析用ソフトウェア GenePix Pro7、Mapix など
スライドの寸法 75.5x25.0mm
保管 -20℃ で最大 12 ヶ月
資料 各アレイ搭載タンパク質リスト(Excel)
画像取得マニュアル(PDF)
スキャニングマニュアル(PDF)

【製品ラインアップ】

◆i-Ome
® Discovery Protein Arrays / 1,800 以上のヒトタンパク質搭載

本製品は、Sengenics社が提供するプロテインアレイで最大数のタンパク質を搭載しており、包括的な抗体バイオマーカーの探索等の解析に適しています。1 スライドにつき 1 サンプルの解析が可能であり、各タンパク質は、4 重にスポットされているため、取得されるデータは高い信頼性を有しています。
i-Ome Discovery Protein Arrays の仕様解説書(PDF)

スライドレイアウト


製品名 税別価格 品番 マニュアル タンパク質リスト
i-Ome® Discovery Protein Arrays お問合せ DCV-AR-001 [PDF] [Excel]
※複数枚のアレイスライドでご購入頂く際には、お得なまとめ買い価格でご提供できます。詳細は、当社までお問合せください。

◆i-Ome
® Cancer Protein Arrays / 500 以上のがん関連タンパク質搭載

本製品は、がんに特化したタンパク質を 500 以上搭載しており、がんの病因を解明することや、バイオマーカーの探索、薬剤やワクチンの開発等の様々なアプリケーションにて使用可能です。1 スライドにつき 4 サンプルの解析が可能であり、各タンパク質は、3 重にスポットされています。

スライドレイアウト



製品名 税別価格 品番 マニュアル タンパク質リスト
i-Ome® Cancer Protein Arrays お問合せ CAN-ARR-004 お問合せ [Excel]
※複数枚のアレイスライドでご購入頂く際には、お得なまとめ買い価格でご提供できます。詳細は、当社までお問合せください。

◆Pan-Autoimmune Autoantigen Panel
 / 100 以上の自己免疫疾患に関連するタンパク質搭載

本製品は、SLE、RA、シューグレン症候群、糖尿病など、様々な自己免疫疾患に関連する 100 以上の臨床的に関連するタンパク質が搭載されています。1 スライドにつき 4 サンプルの解析が可能であり、各タンパク質は、4 重にスポットされています。

スライドレイアウト

製品名 税別価格 品番 マニュアル タンパク質リスト
Pan-Autoimmune Protein Array お問合せ PAI-ARR-004 [PDF] [Excel]
※複数枚のアレイスライドでご購入頂く際には、お得なまとめ買い価格でご提供できます。詳細は、当社までお問合せください。

◆OncoREX p53 Protein Array / 100 以上の野生型/変異型 p53 搭載


本製品は、100 以上の野生型および変異型バリアントの p53 を搭載しており、治療用抗体およびタンパク質結合化合物の正確なスクリーニングが可能です。1 スライドにつき 4 スライドの解析が可能であり、各タンパク質は 4 重にスポットされています。

スライドレイアウト

製品名 税別価格 品番 マニュアル タンパク質リスト
OncoREX p53 Protein Array お問合せ P53-ARR-004 [PDF] [Excel]
※複数枚のアレイスライドでご購入頂く際には、お得なまとめ買い価格でご提供できます。詳細は、当社までお問合せください。

◆ご希望のタンパク質を搭載したカスタムプロテインアレイ作製可能!


カスタムプロテインアレイの作製をご希望される場合、アレイへ搭載するタンパク質を、「タンパク質リスト(Excel)」よりご指定頂き、弊社までお問合せください。リストにないタンパク質の搭載をご希望される場合は、該当のタンパク質情報と併せてご相談ください。


参考資料


シトルリン化イムノタンパク質に対する間接リウマチ患者の自己抗体反応の評価
ワクチン候補の迅速なスクリーニングのためのKREXプロテインアレイ
新しい機能性プロテインマイクロアレイを使用した自己抗体の発見
機能性タンパク質に対する遺伝子変異の影響の迅速な決定
予測毒性学研究のための完全長の機能性プロテインマイクロアレイ
Sengenics社の機能性プロテインアレイを使用した多様なタンパク質相互作用の評価

その他のアプリケーションノート等の参考文献は、こちらからご確認いただけます。


参考文献


自己免疫疾患
1. Cunningham, K.Y. et al. "Patients with ACPA-positive and ACPA-negative rheumated arthritis show different serological autoantibody repetoires and autoantibody associations with disease activity. "Sci Rep 13, 5360(2023). https://doi.org/10.1038/s41598-023-32428-4
2. Stensballe et al. 2021. “Identification of Potential Autoantigens in Anti‑CCP‑positive and Anti‑CCP‑negative Rheumatoid Arthritis using Citrulline‑specific Protein Arrays.” Nature (2021) 11:17300 doi.org/10.1038/s41598-021-96675-z
3. Chen, CH. Et al. Potential novel proteomic biomarkers for diagnosis of vertebral osteomyelitis identified using an immunomics protein array technique: Two cases reports. Medicine (Baltimore). 2020 Oct 23;99(43):e22852.
4. Mak, A. et al. 2020. "Detection of putative autoantibodies in systemic lupus erythematous using a novel native-conformation protein microarray platform." Lupus 29(14):1948-1954. doi: 10.1177/0961203320959696

がん
5. Akshay J. Patel et al. 2021. “A Highly Predictive Autoantibody-based Biomarker Panel for Prognosis in Early-stage NSCLC with Potential Therapeutic Implications” British Journal of Cancer. doi: 10.1038/s41416-021-01572-x
6. Da Gama Duarte, J. et al. B cells and antibody production in melanoma. Mamm Genome. 2018 Dec;29(11-12):790-805.
7. Zaenker et al. 2018. “A Diagnostic Autoantibody Signature for Primary Cutaneous Melanoma.” Oncotarget 9 (55): 30539–51. doi:10.18632/oncotarget.25669.

感染症
8. Schmidt F et al. (2023), Autoimmunoproteomics analysis of COVID19 ICU patients revealed increased levels of autoantibodies related to the male reproductive system. Physiol. 14:1203723. doi:10.3389/fphys.2023,1203723
9. Blackburn et al. 2020. “Quantitative, Epitope-Specific, Serological Screening of COVID-19 Patients Using a Novel Multiplexed Array-Based Immunoassay Platform.” Preprint. Infectious Diseases (except HIV/AIDS). doi:10.1101/2020.09.25.20201269A
10. Soe et al. 2018. “Identifying Protein Biomarkers in Predicting Disease Severity of Dengue Virus Infection Using Immune-Related Protein Microarray.” Medicine 97 (5). doi:10.1097/MD.0000000000009713
11. Liew et al. 2015. “Autoantibody Profile of Patients Infected with Knowlesi Malaria.” Clinica Chimica Acta; International Journal of Clinical Chemistry 448 (August): 33–38. doi:10.1016/j.cca.2015.06.006

神経疾患
12. Mesleh A et al. (2023) High-throughput autoantibody screening identifies dierentially abundant autoantibodies in autism spectrum disorder. Front. Mol. Neurosci. 16:1222506. doi:10.3389/fnmol.2023.122250
13. B. Z. Wang et al. 2020. “Identification of Novel Candidate Autoantibodies in Alzheimer’s Disease.” European Journal of Neurology 2020, 27: 2292–2296. doi:10.1111/ene.14290
14. Suwarnalata et al. 2016. “Augmentation of Autoantibodies by Helicobacter Pylori in Parkinson’s Disease Patients May Be Linked to Greater Severity.” PloS One 11 (4): e0153725. doi:10.1371/journal.pone.0153725

その他疾患
15. Harden, S. et al. 2023. "Peritoneal autoantibody profiling identifies p53 as an autoantibody target in endometriosis. "Fertility and Sterility® 2023 0015-0282 Copyright© 2023 American Society for Reproductive Medicine. https://doi.org/10.1016/j.fertnstert.2023.02.025
16. Amanda CY Chan et al. 2021. “Novel Auto-antibodies in Idiopathic Small Fiber Neuropathy” Annals of Neurology doi: 10.1002/ana.26268
17. Chen Chang-Hua et al. 2020. “Potential Novel Proteomic Biomarkers for Diagnosis of Vertebral Osteomyelitis Identified Using an Immunomics Protein Array Technique: Two Cases Reports.” Medicine 99 (43): e22852. doi:10.1097/MD.0000000000022852
18. Sumera Afshan et al. 2020. “A Novel Method to Identify Autoantibodies against Putative Target Proteins in Serum from Beta-Thalassemia Major: A Pilot Study.” Biomedicines 8 (5): 97. doi:10.3390/biomedicines8050097

テクノロジー
19. Aziz, Farhanah et al. 2019. “Autoantibody-Based Diagnostic Biomarkers: Technological Approaches to Discovery and Validation.” In Autoantibodies and Cytokines, edited by Wahid Ali Khan. IntechOpen. doi:10.5772/intechopen.75200
20. Duarte, Jessica G., and Jonathan M. Blackburn. 2017. “Advances in the Development of Human Protein Microarrays.” Expert Review of Proteomics 14 (7): 627–41. doi:10.1080/14789450.2017.1347042
21. Blackburn, Jonathan M., and Aubrey Shoko. 2011. “Protein Function Microarrays for Customised Systems-Oriented Proteome Analysis.” Methods in Molecular Biology (Clifton, N.J.) 785: 305–30. doi:10.1007/978-1-61779-286-1_21

その他の参考文献は、こちらからご確認いただけます。



受託サービスをご希望の方へ


弊社では、Sengenics社製品を使用した受託サービスも行っております。
詳細は、以下のサイトより、ご参照ください。
Sengenics社受託サービスの詳細情報


※アレイに搭載されているタンパク質群は、事前の予告無くバージョンアップされる場合があります。同一種類の特異的なタンパク質を搭載したアレイであっても、品番またはバージョンの異なるアレイ間の解析結果を比較する事ができない場合があります。過去の解析結果との比較を検討される際には、ご注意ください。
【お問合せ】
試薬機器部
Phone 052-624-4388

https://filgen.jp/
Copyright (C) 2004-2024 Filgen, Inc. All Rights Reserved.