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Home製品・サービス情報受託サービス質量分析>RedOx プロテオーム受託解析サービス

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RedOx プロテオーム 受託解析サービス

酸化ストレスや活性酸素種(ROS)は、可逆的または不可逆的なタンパク質の酸化によって、細胞シグナルやタンパク質の機能を調節します。例えば、リン酸化酵素や脱リン酸化酵素の活性は、酸化還元を介した翻訳語修飾によって変化します。そのため、ROSは、リン酸化に基づくシグナル伝達と、細胞の成長や増殖を含む生理的プロセスとの間に大きな影響をもたらします。
加えて、過剰な酸化ストレスは、ROSとリン酸化シグナル間の不適切なクロストークを引き起こし、いくつかの疾患の一因となります。そのため、タンパク質の酸化レベルを検出することは、リン酸化シグナルカスケードや疾患研究において、非常に重要な因子であります。
Nordic Preclinical Sciences社(スウェーデン)のRedOxプロテオーム解析は、酸化還元のバランスにおける特定のプロテオーム変化に対して高い効果を発揮します。本解析では、チオールトラッピング技術と質量分析に基づく手法を用いて、in vivo、ex vivo、in vitro のサンプルにおいて、病気の進行や薬効のサインとして酸化ストレスを精密に定量化します。本手法は、生理学的に重要なタンパク質を含む数百種類のタンパク質における酸化的なチオール修飾を、1回の実験で定量することが可能であり、特に、酸化ストレスの同定を目的とした in vivo 研究において高い価値を発揮します。



チラシダウンロード(PDF)
 概要

システイン残基上の反応性チオール基は、酸化還元の変動に応答するため、還元状態と酸化状態の間で状態が異なります。この変化を利用し、本解析は、まず初めに還元状態のタンパク質のチオール基を標識します。次に還元化処理によってジスルフィド結合の架橋を外し、酸化状態であったタンパク質のチオール基の標識を行います。このチオールトラッピング技術により、還元状態と酸化状態のタンパク質を明確に区別し、質量分析により酸化状態を網羅的に検出します(下図)。




本解析の特長

・TMT標識によるマルチプレックス解析
・24のフラクションによるハイスループットかつタンパク質を網羅的にカバー
・これまで網羅的に解析できなかったタンパク質の酸化ストレスを解析可能


解析の流れ

1. サンプル調製
2. システイン側鎖への標識
3. 還元化処理
4. システイン側鎖への標識(ジスルフィド結合由来)
5. Trypsin/LysC による断片化
6. LC-MS/MS 解析
7. データ抽出・解析
  解析レポートには、Fold change、ボルケーノプロット(p値を含む)、主成分分析、クラスタリング分析が含まれます。

※サンプルは、1グループ・n=3以上かつ、2グループ以上でご提出ください。
  上記条件を満たさない場合、解析レポートにて統計学的解析が得られないこと、予めご了承ください。


必要サンプル条件


必要量: タンパク質溶液をご提出頂く場合は、200-300μg/sample をご準備ください。
推奨バッファー: タンパク質溶液でご提出頂く場合は、RIPA buffer にて抽出してください。
細胞ベレットの場合、2.0x106 の細胞数をご準備ください。培養細胞の場合、細胞上清を除去したペレットにてご提出ください。
組織サンプルの場合、サンプルから 200-300μg のタンパク質が抽出可能な量をご準備ください。
血清・血漿の場合、サンプル処理によりタンパク質の酸化状態が変化する可能性があります。予めご留意ください。

(サンプル採取時の注意事項)
タンパク質抽出の際に使用するチューブによっては、PPまたはPEなど、チューブ材質由来のピークが検出され、ペプチドのイオン化を阻害し、データ解析に重大な影響を及ぼす可能性がありますので、ご注意ください。また、過剰にボルテックスなどをかけない様にご注意ください。
タンパク質に界面活性剤など(ポリマー)が多量に残留していると、ポリマーがサンプル由来のペプチドのイオン化を阻害し、データ解析に重大な影響を及ぼす可能性がありますので、ご注意ください。
動物検疫・国際条約等に該当するサンプルの場合、輸送手続きに日数を要する、またはお取り扱いできないことがあります。こうしたサンプルは、弊社提携先にて受入れが不能、または拒否されたりする場合もございますので、事前にお問合せください。


 価格

サービス名 税別価格/サンプル Cat.#
RedOx プロテオーム受託解析サービス お問合せ F-NPS-ROP-[サンプル数]
本サービスは、海外業務提携先で実施する解析のため、解析料金の他、サンプルの海外輸送費が別途発生します。
最小の受け入れサンプル数は、6サンプルです。
1グループ・3サンプル以上、かつ2グループご準備頂くことを推奨いたします。


ご注意事項(必ずご確認ください)

1. 解析サービスに関して
本サービスの解析は、弊社の海外提携先(Nordic Preclinical Sciences社)にて実施されます。

2. サンプルの送付および取り扱いに関して
2.1 サンプルの発送は、必ず「サンプル送付方法およびご注意点(PDF)」をご参照の上、その内容に従って行ってください。送付の際は、チューブをパラフィルムで覆い、キャップの緩みや中身の漏れが起きない様にしてください。サンプルの入ったチューブには、油性マジックでサンプル名を明記し、ビニールバック等に入れてください。十分量の砕いたトライアイスとともに梱包してください。
2.2 サンプルは、なるべく休日を挟まない様に、弊社営業時間内(土日祝日、年末年始等を除く、平日9時~18時)に到着する様にご発送ください。なお、ご発送時の送料は、お客様負担となります。着払いではお受け取りできませんので、あらかじめご注意ください。
2.3 サンプル送付の際は、受託解析サービスQCシート及び免責事項同意書を同封してください。これらが同封されていない、または記入漏れがある場合、解析サービスに着手できませんので、ご注意ください。
2.4 解析に必要な量が確保できなかった場合、サンプルの再送をお願いする場合があります。なお、再度サンプルをお送り頂く場合、提携先への再送料金をご負担頂きます。
2.5 タンパク質の場合は、凍結状態にして、組織・細胞などの場合はペレット状態にして、十分量のドライアイスを同梱の上、冷凍宅配便にて凍結状態にてご送付ください。
2.6 サンプル喪失時に対する補償・保険制度はありませんので、貴重なサンプルをご提出頂く際は、ご注意ください。
2.7 お預かりできるサンプルは、BSL2(バイオセーフティレベル2)までのものに限られます。感染性が著しく高いサンプル(HIV、HCV、HBVウイルスに感染していることが確認されている患者由来の検体など)は、お預かりできませんので、予めご了承ください。ヒト臨床サンプルの場合、インフォームドコンセントを得てからご提供ください。また、動物検疫・国際条約等に該当するサンプルの場合、輸送手続きに日数を要する、又はお取り扱いできないことがあります。こうしたサンプルは、弊社提携先にて受入れが不能、又は拒否されたりする場合があります。
2.8 ご提供頂いたサンプルの返却は致しておりません。(サンプルは解析終了時に破棄されます。)
2.9 本確認事項を満たさない事で別途費用が発生した場合、お客様に費用のご負担をお願いすることがあります。
2.10 サンプル・業務等から生じた知的財産・工業所有権・安全性・インフォームドコンセント等の問題について、弊社は一切の責任を負わないものとします。

(サンプル、QCシートおよび免責事項同意書の送付先)
フィルジェン株式会社 受託解析部 宛
〒459-8011 名古屋市緑区定納山一丁目1409番地
Phone: 052-624-4388 Fax: 052-624-4389 E-mail: biosupport@filgen.jp

3. キャンセルに関して
本サービスは、海外提携先(Nordic Preclinical Sciences社)での解析という性質上、サンプル受領後のキャンセルはお引き受けできません。やむを得ない理由でキャンセルされる場合、それまでの工程に応じた料金をご請求させて頂きます。

4. 納品物に関して
納品物は、代理店経由でのお取引の場合、基本的に代理店を介してお送りします。納品データのバックアップは、必ずお客様にてお取りください、弊社でのデータ保管期間は、発送日から 3 か月間です。弊社での保管期間を経過したデータは破棄されます。

お問い合わせ 受託解析部: biosupport@filgen.jp P.052-624-4388 https://filgen.jp/
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