製品・サービス情報
|
|
Full Moon BioSystems社製
Explorer Antibody Array
Pathway Focused Antibody Arrays
受託解析サービス |
|
|
抗体マイクロアレイは、タンパク質の発現解析における効率的かつハイスループットなプラットフォームです。当社では、Full Moon Biosystems社製の656種類の抗体を搭載した網羅的解析用の「Explorer
Antibody Array」、1358種類の抗体を搭載した網羅的解析用の「Signaling Antibody Array」及び、各研究フィールド別に関連したタンパク質群が調べられる様につくられた9種のパスウェイ別抗体アレイ「Pathway
Focused Antibody Arrays」を用いて、当社受託解析センター内において、網羅的タンパク質発現解析を行います。細胞、組織をお預かりし、解析データをCDに焼いてお届けしております。
また、各研究フィールド別に関連したタンパク質群のリン酸化を調べられる様につくられた34種の「Phospho-Specific Antibody Arrays」も別途受託解析サービスをご用意いたしております。 |
|
特長
|
≫ |
【Explorer Antibody Array】
|
Full Moon Biosystems社製の656種類の抗体を搭載した網羅的解析用の「Explorer Antibody Array(Japan
version)」、1358種類の抗体を搭載した網羅的解析用の「Signaling Antibody Array」を用いて、網羅的タンパク質発現解析を行います。ヒトの1358種類あるいは656種類のタンパク質の発現解析をを少量サンプル(組織・細胞)で一度に行えます。
【Pathway Focused Antibody Arrays】
Full Moon Biosystems社製のパスウェイに特化した9種類の抗体マイクロアレイ「Pathway Focused Antibody Arrays」を用いて、タンパク質発現解析を行います。ヒトの30~276種類のタンパク質の発現解析を少量サンプル(組織・細胞)で一度に行えます。 |
|
3-D porous surface slide |
≫ |
マウスやラットとの交差性については、搭載抗体リストをご確認ください。 |
≫ |
抗体がデュプリケート(2重)でスポットされています。 |
≫ |
Full Moon BioSystems社独自の三次元ポリマースライドを使用することにより、結合効率が高く、特異性の高い解析が可能です。 |
≫ |
組織や細胞から抽出したタンパク質をビオチン標識してアプライし、「Cy3-ストレプトアビジン」で検出します。 |
ラインナップと搭載抗体リスト
|
*抗体リストは、2019年9月現在のリストです。最新リストはメーカーWEBサイトよりご参照ください。
Explorer Antibody Arrays
|
ラインナップ |
搭載抗体数 |
抗体リストダウンロード |
Reactivity |
Explorer Antibody Array |
656 |
Excel |
Human |
Signaling Explorer Antibody Array |
1358 |
Excel |
Human |
|
Pathway Focused Antibody Arrays
|
ラインナップ |
搭載抗体数 |
抗体リストダウンロード |
Reactivity |
Apoptosis Antibody Array |
73 |
Excel |
Human |
Cancer BioMarker Antibody Array |
242 |
Excel |
Human |
Cell Cycle Antibody Array |
60 |
Excel |
Human |
Cytokine Profiling Antibody Array |
310 |
Excel |
Human |
Kinase Antibody Array |
276 |
Excel |
Human |
MAPK Signaling Antibody Array |
63 |
Excel |
Human |
Signal Transduction Antibody Array |
165 |
Excel |
Human |
* |
Apoptosis Antibody Array, Japanese Versionは、特許に抵触する抗体を除いた日本向けのアレイですので、Full
Moon Biosystems社 Apoptosis Antibody Array(品番:APP064)とは、一部内容が異なります。 |
|
|
測定原理
Performance
|
|
AKT Phospho-Specific Antibody Array - Lysates from control and treated
H522 cells were labeled with biotin and detected with Cy3-Streptavidin.
For proteins PTEN(Ser380)and c-Jun(Thr91), the phosphorylation change between
the control sample and treated sample was 5.59 folds and 4.23 folds respectively. |
実験の流れ
|
1. |
お預かりした組織や細胞から、タンパク質を抽出 |
|
お送り頂いた、組織や細胞などから、タンパク質を抽出します。 |
2. |
タンパク質の濃度測定 |
|
抽出したタンパク質量を、BCA(Bicinchoninic Acid)法により確認します。
解析可能なタンパク質量に満たない場合には、下記いずれかをご選択ください。
・追加サンプルにて再度抽出(4万円(税別)/サンプルをご請求させて頂きます。)
・回収されたタンパク質のみで解析を継続(結果如何によらず解析サンプル分の通常価格をご請求させて頂きます。)
・解析の中止(この段階までの作業料やキット代金などをご請求させて頂きます。ご請求金額につきましては、お問い合わせ下さい。) |
3. |
タンパク質のビオチン化 |
|
タンパク質をビオチン化します。 |
4. |
ビオチン化タンパク質のアレイへの添加、抗原抗体反応、洗浄作業 |
|
ビオチン化タンパク質をアレイにアプライして抗原抗体反応をさせ、その後洗浄をします。 |
5. |
Cy3-Streptavidinのアレイへのアプライ、ビオチン-アビジン反応、洗浄作業 |
|
Cy3-Streptavidinをアレイへアプライして、ビオチン-アビジン反応させ、その後洗浄をします。 |
6. |
スキャンニング |
|
GenePix®4100Aにて、蛍光発光画像を読み取ります。 |
7. |
画像データ解析 |
|
GenePix®で読み取った画像データから、Array-Pro Analyzer®にて、スポット部分を数値データ(Excel)に落とし込みます。数値化データをもとに、バックグラウンド減算、ノーマライゼーション、データ比較などを行います。画像データ、解析数値データ(Excel)をCDに焼き付けます。 |
|
解析数値データ |
画像データ |
|
8. |
データCD発送 |
|
データCDをケースに入れ、開封確認シール(開封したらわかる様にするためのシール)を貼った上で、ファイルケースに入れ、ビニールケースでさらに密封し、直送あるいは、代理店様へご発送致します。 |
必要サンプル量
|
サンプル |
ご送付量 |
ビオチン標識に用いるタンパク質量について |
サンプル調整方法 |
細胞 |
5×106~
2×107個 |
>30~100μg
(min.30μg) *1 |
細胞を1×PBS 2mLで2回洗浄後(2,000rpmで2分遠心)に上清を捨て、液体窒素で凍結後、ペレットを-80℃以下に保存。(チューブは液体窒素耐性のあるものをご使用ください。) |
組織 |
40~100mg |
>30~100μg
(min.>30μg) *1 |
組織を摘出後、直ちに小片に切り分け、重さを量る。組織片をチューブ(液体窒素耐性のあるもの)に移し、直ちに液体窒素で凍結後、-80℃以下に保存。 |
細胞培養上清 |
>35uL |
>5~12μg
(min.1.6μg/μL) *2 |
細胞培養液を回収し、遠心により固形物を除去し、-20℃以下に保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。 |
血清 |
>20uL |
>25~75μg/μL
(min.10μg/μL) *2 |
血清分離用チューブをご使用ください。また、血液を30分程度放置して凝固させ、遠心分離後上清を分取し、直ちに-20℃以下に保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。 |
血漿 |
>20uL |
>25~75μg/μL
(min.10μg/μL) *2 |
抗血液凝固剤(EDTA, ヘパリン, クエン酸Naなど)で処理した血液を、遠心分離後上清を分取し、-20℃以下に保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。 |
*1 |
組織または細胞の場合、タンパク質抽出及びBuffer Exchange/Lysate Purification工程(カラムによるBuffer置換)を行います。本工程後のタンパク質30~100μg程度(min.30μg程度)を目安に分取し、ビオチン標識・ハイブリダイゼーションを行います。 |
*2 |
細胞培養上清・血清または血漿の場合、融解・遠心処理後の上清を分取し、Buffer Exchange/Lysate Purification工程を行わず、以下の容量を目安に分取し、ビオチン標識・ハイブリダイゼーションを行います。サンプル中の含有成分によっては、タンパク質のビオチン標識が阻害される可能性がありますので、予めご了承ください。
・・細胞培養上清の場合、融解・遠心処理後の上清25uL程度を分取します。
・・血清又は血漿の場合、融解・遠心処理後の上清4uL程度を分取します。 |
* |
上記サンプルご送付量は、あくまでも目安となります。測定サンプル種によっては、タンパク質そのものや解析対象となるタンパク質の含有量が極端に少ない場合がありますので、ご注意下さい。ビオチン標識に用いるタンパク質量は、推奨範囲の最大量にて行うことをおすすめします。上記をご参照の上、なるべく高濃度のタンパク質を含むサンプルをご準備ください。 |
* |
ご送付サンプル中の含有タンパク質量または濃度(抽出またはBuffer置換後のタンパク質量または濃度)が規定最低量に満たないと判断した場合については、「実験の流れ 2.」をご参照下さい。 |
|
サンプル送付方法
|
【梱包と発送】
|
* |
サンプルの発送は、必ず、「サンプル送付方法およびご注意点(PDF)」をご参照の上、その内容に従って行ってください。 |
* |
送付の際は、チューブをパラフィルムで覆い、キャップの緩みや中身の漏れがおきない様にしてください。
サンプルの入ったチューブに油性マジックでサンプル名を明記し、ビニールバックなどにいれ、砕いたドライアイスと共に梱包してください。
|
* |
弊社営業日・営業時間(土日祝日や年末年始などを除く平日9時から17時まで)に到着する様に、サンプルをご発送ください。また、土日などをはさんで発送することは、避けてください。 |
* |
QCシートをサンプルと同送願います。
弊社では、受託解析サービスQCシートに基づき、作業を行います。
同シートが弊社にご送付されていない場合、またはご記入漏れがある場合、解析サービスを行えない場合がございますので、ご了承ください。 |
* |
組織・細胞をご送付の際には、ペレット状態にして、十分量のドライアイスを同梱の上、冷凍宅急便にて、凍結状態にてご送付ください。
|
【注意点】
|
* |
上記条件を満たさない場合、改めてサンプル送付をお願いする場合がございますので、ご了承ください。
特にサンプル量にはご注意ください。サンプルが所定量に満たない場合は、解析サービスを行えない場合があります。 |
* |
組織の灌流は行いませんので、ご了承下さい。 |
* |
お預かりできるサンプルは、BSL2(バイオセーフティレベル2)までのものに限らせていただきます。感染性が著しく高いサンプル(HIV, HCV,
HBVウイルスに感染していることが確認されている患者由来の検体など)は、お受けできませんので、ご了承ください。 |
* |
サンプルの長期保管、管理は行いません。実験後のサンプルは、弊社側にて処分させて頂きますので、ご了承ください。 |
* |
お送り頂いた測定サンプルに沈殿物が確認された場合は、遠心処理により上清を使用させて頂きます。 |
* |
ご提供頂くサンプルおよび本作業から生じる知的財産権・工業所有権・安全性・インフォームドコンセント等の問題については、弊社では一切の責を負いかねます。 |
* |
本確認事項を満たさない事で別途費用が発生した場合、お客様に費用のご負担をお願いすることがあります。 |
≫ |
サンプル及びQCシートのご送付先 |
|
フィルジェン株式会社 受託解析部 宛
〒459-8011 名古屋市緑区定納山1丁目1409番地
Tel 052-624-4388 Fax 052-624-4389 |
|
価格
|
Explorer Antibody Array/Pathway Antibody Arrays 受託解析サービス
|
商品名 |
最少発注単位 |
税別価格/サンプル |
Cat.# |
Explorer Antibody Array 受託解析サービス |
2サンプル以上 |
¥322,000 |
F-ASB600-1 |
Signaling Explorer Antibody Array 受託解析サービス |
¥440,000 |
F-SET100-1 |
Apoptosis Antibody Array 受託解析サービス |
¥229,000 |
F-APP069-1 |
Cancer BioMarker Antibody Array 受託解析サービス |
¥295,000 |
F-SCB200-1 |
Cell Cycle Antibody Array 受託解析サービス |
¥220,000 |
F-ACC058-1 |
Cytokine Profiling Antibody Array 受託解析サービス |
¥319,000 |
F-SCK100-1 |
Kinase Antibody Array 受託解析サービス |
¥300,000 |
F-AVK276-1 |
MAPK Signaling Antibody Array 受託解析サービス |
¥222,000 |
F-SMK060-1 |
Signal Transduction Antibody Array 受託解析サービス |
¥264,000 |
F-AST160-1 |
オプション |
サービス内容 |
サンプルの種類 |
サンプル数 |
税別価格/サンプル |
Cat.# |
Fullmoon社製 抗体アレイ用 タンパク質抽出サービス |
組織/培養細胞 |
4サンプル以下 |
¥10,000 |
F-EXPRO-FM |
5サンプル以上 |
¥8,000 |
* |
上記の各種抗体アレイは、単色法のみで使用でき、2色法では使用できません。 |
* |
Explorer Antibody Array, Japanese Versionは、特許に抵触する抗体を除いた日本向けのアレイですので、Full
Moon Biosystems社 Explorer Antibody Array(品番:ASB600)とは、一部内容が異なります。 |
* |
Apoptosis Antibody Array, Japanese Versionは、特許に抵触する抗体を除いた日本向けのアレイです。Full
Moon Biosystems社 Apoptosis Antibody Array(品番:APP064)とは、一部内容が異なります。 |
* |
上記価格には、抗体アレイ、スキャンニング、画像数値化、比較データ作成の費用も含まれております。 |
|
スキャンニング・画像数値化・比較データ作成のみの場合
(実験済みアレイをご送付頂く場合)
|
商品名 |
数量 |
税別価格 |
Cat.# |
スキャンニングサービス |
スライド1枚 |
¥40,000 |
F-SCAN |
画像数値化サービス |
スライド1枚 |
¥70,000 |
F-FM-DATA |
スキャンニング+画像数値化サービス |
スライド1枚 |
¥100,000 |
F-FM-SCN |
比較データ作成サービス |
1比較 |
¥15,000 |
F-DR |
|
|
抗体アレイ・抗体アレイに搭載されている抗体のご購入をご希望の方へ
|
当社では、抗体アレイや抗体に搭載されている抗体の販売も行っております。
詳細は、以下のサイトより、ご参照ください。
⇒抗体アレイの詳細情報 |
Reference
*本サイトの情報は、Full Moon Biosystems社のHomepageの情報を一部引用しております。
|
|