製品・サービス情報
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リアルタイムPCR受託解析サービス
TaqMan® Array Gene Signature
Custom TaqMan® Array 96-Well Plate 受託解析 |
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微量サンプルをお送りいただければ、TaqMan® Array Gene Signature 96-Well Plate、及び、ABI7500
リアルタイムPCRシステムを用いて、遺伝子発現相対定量解析を行い、データ解析結果をご返却するサービスです。
サンプルのご準備と送付について
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【必要サンプル量】
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*1 |
O.D.値は、bufferによって大きく値が変わります。 |
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「TRIzol®」は、Thermo Fisher Scientific社製Cat.#15596026です。ニッポンジーン社製「Isogen®」での受け入れも行っています。その際、QCシート内「Lysis buffer」項にご記入ください。 |
*3 |
「Buffer RLT」は、QIAGEN社製Cat.#79216です。サンプルご送付の際、「β-Mercaptoethanol」を添加されることをお勧めします。詳細は、試薬添付資料をご参照ください。 |
*4 |
「TRIzol® LS」は、Thermo Fisher Scientific社製Cat.#10296-010です。 |
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上記サンプル量は、1プレート毎の必要量です。ご利用のプレート枚数に応じたサンプル量をご準備ください。 |
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【RNA抽出サービス(組織・細胞をご送付頂く)をお申し込み頂く場合のサンプル準備・調整方法】
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RNA抽出サービスをご利用の方は、以下のプロトコールに従って、サンプルをご準備ください。
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ペレット状態でご準備頂く場合 |
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組織 |
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新鮮な組織に液体窒素を入れ、粉状になるように粉砕する。 |
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◆ |
粉末をチューブ底に集め、-80℃で保存する。 |
細胞 |
◆ |
細胞1×107個に対し、ご使用の培養液1mLを添加し、2,000rpm,2分遠心し、上清を除去する。 |
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◆ |
1×PBS 1mLをいれて洗浄し、2,000rpmで2分遠心し、上清除去を2回繰り返し、ペレットにしてチューブ底に集める。 |
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◆ |
液体窒素にて凍結後、-80℃で保存する。 |
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≫ |
TRIzol Reagent(Thermo Fisher Scientific, cat.#155596026)をご利用の上、ご準備頂く場合 |
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組織 |
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新鮮な組織に液体窒素を入れ、粉状になるように粉砕する。 |
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◆ |
粉状組織50~100mgに対し、1mL TRIzol Reagent を添加し、Homogenizationを行う。 |
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◆ |
-80℃で保存する。 |
細胞 |
◆ |
細胞1×107個に対し、ご使用の培養液1mLを添加し、2,000rpm,2分遠心し、上清を除去する。 |
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◆ |
1×PBS 1mLをいれて洗浄し、2,000rpm,2分遠心,上清を除去する(2回行う)。 |
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◆ |
ペレット(細胞5×106個~1×107個)に対し、1mL TRIzol Reagent をいれ、18~23Gの針をつけたプラスチックシリンジ(滅菌済みのものを使用)、あるいは、ピペット(滅菌済みチップを使用)を使い、サラサラの液になるまで、何回も針を通過させて液を上下させる。 |
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◆ |
-80℃で保存する。 |
備考: |
血液やウイルス含有物など液体系サンプルの場合は、TRIzol LS Reagent(Invitrogen,cat.No.10296-010)をご利用ください。 |
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≫ |
Buffer RLT(QIAGEN, Cat.#79216)をご利用の場合 |
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組織 |
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新鮮な組織に液体窒素を入れ、粉状になるように粉砕する。 |
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粉状組織30mgに対し、600uLのBuffer RLTを添加し、ホモジナイズする。 |
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◆ |
-80℃で保存する。 |
細胞 |
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細胞にご使用の培養液を適量添加し、2,000rpm,2分遠心し、上清を除去する。 |
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1×PBS 1mLをいれて洗浄し、2,000rpm,2分遠心,上清を除去する(2回行う)。 |
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細胞数に対して、以下のBuffer RLTを入れ、18Gの針をつけた滅菌済みプラスチックシリンジを使い、サラサラにした液になるまで何回も針を通過させて液を上下させる。
1×10e7個 ⇒ 600uL Buffer RLT |
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-80℃で保存する。 |
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【備考、注意事項】
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サンプルの発送は、必ず、「サンプル送付方法およびご注意点(PDF)」をご参照の上、その内容に従って行ってください。 |
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以下の作業は、以下のオプション料金が必要となります。
totalRNA抽出作業:¥15,000(税別)/サンプル |
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ご使用頂くチューブ及びマーキングについて
RNAをご送付頂く場合、1.5mLエッペンドルフ型チューブをご使用ください。
組織や細胞をご送付頂く場合、適当な大きさのチューブ類をご利用ください。
チューブには、蓋上面と本体サイド面の両方に、油性マジックでサンプル名(QCシート内のTubeラベル項目)をご記入ください。また、シールを貼る場合、剥がれにくいシールを使用してください。なお、シールを貼る前に、チューブ自身にもサンプル名を油性マジックなどで記入してください。(これは、万一シールが剥がれた場合、サンプルを特定するために必要となります。) |
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サンプルは、必ずRNase-free/DNase-free H2Oに溶解してください。
界面活性剤・DEPC・高イオン強度(>10mM TE,>10mM NH4 Acetateなど)を含んだバッファを使用すると、正確なQCチェックが行えなかったり、逆転写反応を阻害する場合がありますので、使用しないでください。 |
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RNAサンプル調整には、RNeasy Mini Kit(QIAGEN)、または、TRIzol(Invitorogen)をご使用頂くことを推奨しています。
なお、TRIzolをご使用される場合は、含フェノール等を除くために、RNeasyにてクリーンナップすることをお勧めします。 |
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お預かりできるサンプルは、BSL2(バイオセーフティレベル2)までのものに限らせていただきます。感染性が著しく高いサンプル(HIV, HCV, HBVウイルスに感染していることが確認されている患者由来の検体など)は、お受けできませんので、ご了承ください。 |
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ご提供頂くサンプルが、ヒト臨床サンプルの場合、インフォームドコンセントを得てください。
本作業から生じる知的財産権・工業所有権・安全性・インフォームドコンセント等の問題については、弊社では一切の責を負いかねます。 |
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RNA抽出サービスをお申し込み頂く際は、高品質のtotalRNAを調整するため、ご送付頂く組織・細胞は、できるだけ新鮮なものをご用意ください。
本RNA抽出サービスは、解析に必要なRNA量の確保を保証するものではありません。 解析に必要なRNA量が確保できない場合、サンプルの再送をお願いする場合がございます。
再調整が困難な貴重なサンプルの場合などは、ご注意ください。(サンプルの補償・保険制度はありません。)
また、抽出結果の如何に関わらず、3回目以降は、追加RNA抽出料金(¥15,000/回・サンプル)をご請求させて頂きます。 |
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脂肪組織や脂肪細胞をご送付頂く場合は、QIAzol Lysis Reagent(200ml)(QIAGEN社製 cat.no.79306)に20mg以上を入れて凍結し、冷凍便(-20℃)にてご送付ください。 |
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お送り頂いたサンプルは、ご返却いたしかねます。
実験後のサンプルにつきましては、基本的には、弊社側にて破棄させて頂きますので、ご了承下さい。
リアルタイムPCRや再実験などのご依頼の予定がある場合は、事前にお申し付けください。 |
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ご送付の際には、十分量のドライアイスを同梱し、冷凍宅急便をご指定の上、ご送付ください。
輸送時のトラブルに関しては、弊社ではその責任を負いかねます。 |
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弊社では、QCシートに基づき、作業を行います。同シートが弊社にご送付されていない場合、またはご記入漏れがある場合、解析サービスを行えない場合がございますので、ご了承ください。 |
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弊社営業日は、土日祝日や年末年始などを除く、平日9時から17時までとなっておりますので、サンプルの弊社到着日にご注意ください。 |
【サンプル及びQCシートのご送付先】
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フィルジェン株式会社 受託解析部 宛
〒459-8011 名古屋市緑区定納山1丁目1409番地
Tel 052-624-4388 Fax 052-624-4389 |
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