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Home製品・サービス情報受託サービス>次世代DIAプロテオミクス受託解析サービス/TrueDiscovery HRM-MS 血漿バイオマーカーディスカバリー受託解析

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- 次世代 DIA プロテオミクス
TrueDiscovery® HRM-MS ディスカバリープロテオミクス(概要)
血漿バイオマーカーディスカバリー
生体液バイオマーカーディスカバリー
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+ Label Free タンパク質発現・相対定量解析
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+ ペプチドーム解析
+ 超ハイスループット代謝物プロファイリング
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Biognosys社 次世代 DIA プロテオーム解析
TrueDiscoveryTM HRM-MS 血漿バイオマーカーディスカバリー
受託解析サービス
技術概要 / サービスラインアップおよびアプリケーション一覧

血漿タンパク質は、高濃度で存在するタンパク質、組織から浸潤したタンパク質(血漿バイオマーカー)、および低濃度で存在するサイトカインの 3 つのクラスに大まかに分けられ、「血漿バイオマーカー」は、血漿中への放出を測定することで組織の病理を検出できるため、極めて重要です。本サービスでは、独自の P2 血漿濃縮システムによる高深度、高い再現性、ハイスループットな血漿プロテオミクスが可能です。


独自のタンパク質エンリッチメント技術 - P2 濃縮システム


血漿タンパク質は、アルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンなどの主要な 22 種類の総タンパク質の約 99 %を占め、残りの 1 %は、数百~数千の循環低濃度タンパク質と、生細胞やアポトーシス細胞、怪死細胞から分泌されるタンパク質で構成されています。質量分析によるプロテオミクスにおいては、この約 99 %を占める豊富なタンパク質により、存在量が少なく生物学的に影響のある分子の分析が困難な場合があり、これらを除去させる前処理ステップが重要となります。本サービスでは、Biognosys 社独自に開発された、ナノ粒子を用いた血漿タンパク質エンリッチメントテクノロジーである「P2 濃縮システム」を採用しています。

【ナノ粒子とタンパク質コロナ効果】

疎水性ナノ粒子が生体液中に混入すると、ナノ粒子表面にタンパク質が吸着する現象を「タンパク質コロナ効果」と呼びます。これらの効果は、採用するナノ粒子の材質などによって、吸着するタンパク質の種類は異なりますが、吸着する各タンパク質の親和性の違いにより、ナノ粒子表面に主にハードコロナとソフトコロナと呼ばれる 2 つの層が形成される性質があります。
参考文献: Nanomaterials 2021, 11, 888

Biognosys 社では、独自に開発された P2 と呼ばれるナノ粒子を使用し、ヒト血漿中に含まれる細胞外小胞画分(ハードコロナ)、およびこれらに相互作用する二次的なタンパク質群(ソフトコロナ)を選択的に濃縮することが可能です。この技術によりエクソソームや膜関連タンパク質など、機能的に重要なタンパク質が回収でき、また従来までのアフィニティーベースの血漿タンパク質の枯渇処理技術と比較し、数倍高いエンリッチメント効率を実現しています。


P2 血漿濃縮システムの資料をダウンロード(PDF)

P2 粒子表面のタンパク質コロナ層のイメージ図


解析のワークフロー

本解析は、Biognosys 社独自の特許技術である Hyper Reaction Monitoring (HRM
TM) テクノロジーを活用した、ラベルフリータンパク質による包括的な DIA プロテオーム解析です。高深度な解析で、最大 9,000 種類の血漿タンパク質をプロファイリング致します。

1. サンプルの前処理(P2 ナノ粒子を使用したタンパク質エンリッチメント、トリプシン消化など)
2. スペクトルライブラリの生成(directDIATM 検索、ライブラリ構築など)
3. HRM/DIA LC-MS/MS 解析(timsTOF HT)
4. データ解析(特許技術である Indexed Retention Time(iRT)、高度な人工知能(AI)および機械学習(MS)によるデータ正規化、独自の検索アルゴリズムである Pulsar エンジンによるデータ処理が可能な DIA 解析ソフトウェア Spectronaut を用いたタンパク質の同定と定量化)


サンプル条件

本サービスでは、P2ナノ粒子を用いた濃縮システムは、ヒト EDTA 血漿のみでバリデートされており、その他のサンプルにつきましては、このシステムを使用した解析はご利用頂けません。

サンプルタイプ ヒト EDTA 血漿
サンプル量 100μL~200μL



価格

サービス名 税別価格 カタログ#
TrueDiscovery® HRM-MS 血漿バイオマーカーディスカバリー
受託解析サービス
お問合せ F-BGS-P2-[サンプル数]
※より精度の高いデータを取得するために、生物学的レプリケート数を 3 以上で構成していただくことをお願いしております。
※上記解析料金の他、サンプルの海外輸送費が別途発生いたします。


ご注意事項(必ずご確認ください)

【解析サービスに関して】
本サービスは、弊社の海外提携先(Biognosys社)にて解析を実施いたします。
お預かりできるサンプルは、BSL2(バイオセーフティレベル2)までのものに限らせていただきます。感染性が著しく高いサンプル(HIV, HCV, HBVウイルスに感染していることが確認されている患者由来の検体など)は、お受けできませんので、ご了承ください。
ヒト臨床サンプルの場合、インフォームドコンセントを得たサンプルをご提供ください。
ご提供頂くサンプルおよび本作業から生じる知的財産権・工業所有権・安全性・インフォームドコンセント等の問題については、弊社では一切の責を負いかねます。
本サービスは、海外での解析という性質上、キャンセルはお引き受けできません。やむを得ない理由でキャンセルされる場合は、それまでの工程に応じた料金をご請求させて頂きます。QC結果等の問題でサンプルを再送する場合は、別途送料をご請求させて頂きます。
本確認事項を満たさない事で、別途費用が発生した場合、お客様に費用のご負担をお願いすることがあります。

【サンプルの送付および取り扱いに関して】
サンプルの発送は、必ず、「サンプル送付方法およびご注意点(PDF)」をご参照の上、その内容に従って行ってください。
送付の際は、チューブをパラフィルムで覆い、キャップの緩みや中身の漏れがおきない様にしてください。
サンプルの入ったチューブに油性マジックでサンプル名を明記し、ビニールバック等に入れ、砕いたドライアイスとともに梱包してください。
QCシートおよび免責事項同意書をご記入の上、サンプルと同封してご送付ください。これらのシートが同封されていない場合、またはご記入漏れがある場合、解析サービスの着手が遅れる場合がございますのでご注意ください。
新鮮サンプルの場合、上記必要量のペレットを液体窒素凍結後、-80℃保存し、十分量のドライアイスを同梱の上、冷凍宅急便にて、凍結状態にてご送付ください。
本サービスは、海外での解析となりますので、お送り頂いたサンプルのご返却はできません。貴重なサンプル等はあらかじめご注意ください。

◆サンプル送付先 
※土日祝祭日および営業時間外のサンプル受け取りは不可
 フィルジェン株式会社 受託解析部 宛
 〒459-8011 名古屋市緑区定納山1丁目1409番地
 Tel 052-624-4388 Fax 052-624-4389
 営業時間:9:00~18:00


本ページは、Biognosys社のウェブサイトの情報を一部引用しています。
【お問合せ】
受託解析部
Phone 052-624-4388

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